なまはげの行事

なまはげの行事が行われるのは大晦日の夜です。各集落の青年たちが、面と衣装を身に付けてなまはげとなり、地域の家々を回ります。家に着くと、なまはげは勢いよく音を立てて戸を開き、上がってきます。迎える家では料理や酒を用意し、主人がなまはげをもてなします。両者の間で「子どもたちはよく勉強するか?」「嫁はよく働くか?」といった問答が行われ、なまはげは家人の怠け心を戒めて帰っていきます。帰った後、部屋には衣装のワラが落ちています。これは厄除けや無病息災のご利益がある縁起物として、1年間戸口に留めておくなどお守りとして扱われます。ちなみに無理やり引き抜いたワラは、ご利益はないとされています。

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