鹿児島県と沖縄県の影響を受け、独自の文化が生まれた奄美大島。豊かな大自然にも圧倒されます。
今回の2泊3日の旅は「独自の自然と文化が発展した日本のガラパゴス 奄美大島」。鹿児島県と沖縄県の影響を色濃く受け、奄美大島独自の文化が発展しました。またその地理的要因からも、珍しい動植物が今も多く生息しています。この夏、ぜひ、ここでしかできない体験を。
奄美の「シマ」の考古、歴史、自然、民俗などに関する貴重な資料を数多く展示している資料館。「奄美の歴史と文化―黒潮の足跡」がテーマになっています。
奄美大島でキリスト教の宣教が始まったのは1903年。翌年には300名が洗礼を受けました。キリスト教が迫害された時代、教会は一度焼失しましたが鐘だけは逃れ、後に埼玉県の浦和教会で発見されたと言われています。その鐘は1984年、約半世紀ぶりに奄美に戻されました。教会の近くには、今は珍しい十字架の墓地が海に面して並び、静かな時が流れています。
1946(昭和46)年に、以前から伝わる奄美の郷土料理をアレンジした“鶏飯”が誕生。透き通るようなスープは、すっきりとした塩味ですが、鶏ガラの濃厚なコクも感じられ、おかわりがすすみます。多彩なトッピングの具材から出る味わいも楽しい料理です。
奄美大島の特産である大島紬。特に奄美で織られるものを「奄美大島紬」と言います。その歴史をはじめ、材料や製造方法、図案などを詳しく学べる施設が「大島紬村」です。実際の職人たちが作っている様子を、間近で見ることもできます。気が遠くなるような時間と手間をかけて作られる大島紬。館内では、着物や小物なども購入できます。
明治時代の武士(軍人・政治家)西郷隆盛が1859年に奄美大島へ渡り、それから2年8か月過ごした家。愛加那(あいかな)という女性と結婚し、2人の子どもが生まれました。現在は子孫によって受け継がれています。
(上)左が店主のかずみさん。シマ唄の名手で、料理の合間にシマ唄や太鼓を披露してくれます。
(中左・中右・下)奄美でとれた魚介や野菜をたっぷり使った料理が所狭しと並びます。
奄美大島の郷土料理やお酒が楽しめるお店。おまかせコースを頼むと、前菜から締めのごはんまで、地元で古くから愛されてきた料理の数々が並びます。毎日シマ唄のライブがあり、男性奏者が弾く三線(さんしん)に合わせて、唄の名手である店主のかずみさんが歌ってくれます。
奄美大島の中心市街である名瀬にあり、観光スポットへのアクセスも良いホテル。清潔感のある客室で、奄美の郷土料理が並ぶ朝食バイキングも人気です。
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