1985年、スリランカの佛歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)から釈迦の犬歯を寄贈されたのを機に建立された小豆島大観音(正式名:聖観世音菩薩)。圧巻の大きさで、大観音像の胎内には本尊をはじめ約1万体の胎内仏が並び、仏歯を納めた仏歯の間があります。
小豆島は、古くから稲作が盛んに行われてきた島。島中央の山間部である中山・肥土山(ひとやま)地域では、美しい棚田の風景が広がります。ここは「日本の棚田百選」に選ばれる他、田んぼに引く水の源泉“湯船の水”は「日本の名水百選」にも選定されています。
中山の春日神社の境内には、農村歌舞伎があります。毎年10月には歌舞伎が行われ、県内外から見物客が集まります。近くの肥土山(離宮八幡神社)の農村歌舞伎とともに、今もその伝統を受け継いでいます。
1300万年以上前の火山活動とその後の地殻変動、風雨による浸食によってできた、断崖や奇岩群が連なる景勝地。明治初期の儒学者・藤沢南岳が「寒霞渓(かんかけい)」と名付けました。東西約7キロメートル、南北約4キロメートルにおよぶ大渓谷で、「日本三大渓谷美」「日本三大奇景」「日本百景」にも選ばれています。ロープウェイからも、春の新緑や秋の紅葉、冬の雪景色など四季折々の姿が楽しめます。
小豆島で獲れた新鮮な魚介がおいしい定食屋さん。一番人気は醤油造りが盛んな小豆島ならではの「ひしお丼」で、数種類の魚介がごはんの上にたっぷり並びます。その他、ハモの天ぷらやあなご丼、たこの唐揚げなど多彩なメニューが自慢です。
小豆島にゆかりのある文学作品『二十四の瞳』が1987年に映画化された際、小豆島で撮影が行われました。当時の映画セットなどを活用したのが、映画と文学のテーマパーク「二十四の瞳映画村」です。作者である壺井栄氏の文学館、松竹座映画館なども建ち並び、大正・昭和初期の小さな村を再現しています。
坂手港から「二十四の瞳映画村」へ向かう少し手前にある施設。1972年の閉鎖まで実際に村の小学校だった校舎で、映画では「岬の分教場」として使用されました。木造の校舎は2学年ごとに教室が分かれ、小さな机といすが並んでいます。ふとどこからか子どもたちの声が聞こえてきそうな、懐かしい雰囲気です。
小豆島で唯一の造り酒屋である「森國酒造」。小豆島のお米や水で丁寧に仕込まれた日本酒は絶品。近年はおしゃれなラベルのお酒も誕生し、人気を集めています。また敷地内には、日本酒はもちろんお酒に合う料理を楽しめるカフェ&バー「フォレスト酒造森國ギャラリー」や、酒米を使ったコッペパンの専門店「MORIKUNI BAKERY」を併設しています。
贅沢に造られた趣の異なる7つの客室と温泉が素晴らしく、ゆったりとした時間が満喫できる旅館。名物の「醤油会席」は、地元の野菜や魚介を数種類の醤油でもろみで味わいます。さまざまな果実が漬けられた果実酒も人気です。
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