祖谷街道に突き出した大きな岩の上に佇む、小便小僧の像。1968年に徳島県の彫刻家、河崎良行氏が制作したものです。街道の開設工事の折、作業員や近所の子どもたち、旅人が像のあるあたりで小便をして度胸だめしをしたと言われています。
祖谷渓から少し南に下った先に続く峡谷が、大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)。四国山脈の岩が吉野川の激流によって削られてできたものです。巨岩や奇岩が続くのが大歩危、その下流に細く曲がった急流の小歩危があります。遊覧船で巡ることもでき、約30分をかけてガイドがたっぷり案内してくれます。(小歩危は急流のため、遊覧船は大歩危のみを案内しています。)
(左上)赤と白のカラフルな外観(右上・左下)手作りの豆腐や油揚げ「ぼけ揚げ」は、作るそばから売れていく(右下)地元のお菓子・玉羊羹
JR大歩危駅のすぐ近くにある、地域に根ざしたスーパーマーケット。食品や日用品など、生活で必要なものを販売しており、地元で長く愛されています。手作りの大豆製品やこんにゃく、お惣菜が並ぶ他、どこかなつかしい郷土菓子も豊富に揃います。
祖谷の特産である蕎麦や岩魚、郷土料理「でこまわし」など、滋味豊かなおいしさにほっとひと息つけるお食事どころです。見晴らしの素晴らしいテラスも設けられ、まさに「景色もごちそう」。旅館も併設され、宿泊もできます。
徳島県の北西部には、江戸時代に栄えた町並みをそのままに残している地域があります。美馬市脇町やつるぎ町貞光、三好市池田町は、立派なうだつが備えられた家々が建ち並ぶ「うだつの町並み」で知られています。まるで江戸時代にそのままタイムトリップしたような体験ができます。
周囲が大きく開けたJR徳島駅周辺。近くには大きな川が何本も行きかい、徳島城跡の公園が近くにあることから散策にもおすすめです。
(左上)香り高い蕎麦は、名産のかぼすを絞ったつゆでいただく(右上)れんこんの海老はさみ(左下)名産のしいたけと豆腐の煮込みは体が温まる(右下)分厚くシャキシャキ歯ごたえのわかめは、それだけでメインメニュー
徳島県の郷土料理や、旬の地元食材を使ったメニューが存分に楽しめる居酒屋。もっちり分厚いしいたけの煮込みや、シャキシャキわかめ酢の物、香り高い蕎麦など、どれも食材の濃い味わいを堪能できます。徳島をはじめ四国の日本酒も豊富にそろえているので、料理に合わせてどうぞ。
味わいのある扉を開くと、しっとりと落ち着いた空間が広がり、美しいバックバーと、店主・鴻さんのやさしい笑顔に迎えられます。お酒はもちろん、チャームやフード、どれをとっても絶品で素晴らしく、贅沢な経験に時間を忘れてしまいそうです。徳島の旅の締めくくりに、ぜひおすすめです。
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